ポスティングの反響率
ポスティングの反響率ってどうなの?
反響率(反応率)ってどれくらい?
広告の内容や業種によって平均的な反響率は変わってきますが、
チラシ全体の反響は一般的に0.05~3%と言われております。
1万部で換算すると5件~300件と開きがあります。なぜこんなにも差が出てしまうのでしょうか。
業種や内容ごとの反響率についてご説明いたします。
0.05~0.1%の反響率
反響はあるけど反響率が低い広告です。内容としては不動産、自動車ディーラー、などの高額商品の新規お問合せ率はこれくらいの反響率になります。広告の内容によっては反響が0なんてこともあります。利益率が高く、集客率の低い業種や内容は、このくらいの反響率をベースに改善点や、自己診断することをおすすいたします。
0.1~0.5%の反響率
小売店の新規顧客の獲得率です。こちら反響率は一般的な小売店が広告を出した際の新規顧客の反響率になります。混同してしまいがちなのが、既存客も含めた反響率と、初めて来店していただいた新規顧客の数字を混ぜて計算してしまい、目標より多く返ってきたと思いこんだり、反響が極端に少ないと感じてしまう例です。
0.5~3%の反響率
新規・既存を含めて、トータルの反響のを集計した反響率になります。商品の単価や、デザイン、配布する時期や、地域によってこの数字内を行ったり来たりすることが多いでしょう。トータルで集計するのであれば最低0.5%、50件近くの反響は回収したいところです。そのためにもしっかりと効果測定をして次回に生かしましょう。
反響を集計する期間は? 適切な集計期間とタイミング
ポスティングによる反響の集計期間は、実施したポスティングの内容や目的、配布した物やサービスの種類、
ターゲットとなる顧客層、反応が期待できる時期などによって異なります。
一般的にはポスティングの効果を把握するには約2週間程度を目安となります。
配布開始から数日から数週間程度の期間で集計することが多いです。
集計期間は、配布したチラシやパンフレットが受け取りやすい時期や
反応が期待できる時期に合わせて決めると良いでしょう。
反響を集計する期間は?
ポスティングをしたチラシの反響を集計する期間は平均で2週間と言われております。チラシを見てアクションを起こすまでに約1週間、予定が合わずに調整して来店いただける方が翌1週間に来店いただけるからです。それ以降もまれに反響は出ますが、ずるずると集計していてもきりがないので、2週間と決めて集計をしてみましょう。
反響が良くない原因はなに?
適切なターゲット選定をしよう
どのような業種にもメインターゲットというものがあると思います。ターゲット選定とは「自社の商品やサービスをどのような人(企業)に向けて集客をしたいか、購入してほしいか、勧めていきたいか」を決めることです。
ターゲットを決めていないとなると、その場しのぎの経営となり『経費の使い方が分散し』『専門性もなく』結果的に『ぱっとしない店』として倒産に繋がりかねません。メインターゲットをより具体的にもつことで、価格設定や、店舗のデザイン、しいてはチラシのデザインや配布地域の選定に繋がってくるのです。
しっかりと基盤が出来れば、あとは定期的な広告と、満足頂いた顧客からの口コミで、おのずと新規のお客様は増えていきます。
ターゲットの選定方法とは
反響を上げる為に『ターゲットの選定』は欠かせないものです。
- 集客したい年齢、性別、年収は適切か
- 配布地域は適切か
- 配布方法は適切か
- チラシのデザインがターゲットに適したものか
- 投函する期間は適切か
すべてをちょうどよく調整する必要がございます。全てを調整するにも情報を集めるだけでも膨大な時間がかかってしまいます。そこでGISシステムと過去の経験を使いターゲットを絞り込んでいきます。
配布業者選びを失敗した
ターゲットの選定やチラシのデザイン配布方法や、配布時期をどれだけしっかり練ったとしても、ポスティング業者選びで失敗すると、すべて水の泡になってしまいます。お願いした内容できちんと配布してもらうのは当然、今までの経験を活かし、エリアやデザインの提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
配布方法やタイミングが悪い
ポスティングする方法や、配布の時期も反響に直結してきます。イベントや集客をしたいタイミングの1週間~2週間前には必ず配布が完了できるように準備しておきましょう。早すぎても、遅すぎても興味があるお客様を取り逃がしてしまい反響が上がらず、せっかくかけた広告費が無駄になってしまわないように、内容に合わせタイミングを精査しましょう。
同時に複数のチラシを配布している。
ポスティングは通常複数枚のチラシを同時に配布いたします。2枚程度であれば問題ないと思いますが、同時に配布する枚数が増えれば増えるほど、受け取る側にとっては煩わしさを感じ、まとめてゴミ箱へ捨ててしまいがちです。
同時に配布されるチラシを減らすために単独配布というプランを使う事もお勧めします。単価は上がりますが、その分高い反響も見込めるため費用対効果は格段に上がります。
反響を上げるポイント!
レスポンスデバイスを複数用意
レスポンスデバイスとはチラシを受け取って興味を持った消費者が「問い合わせ・申込み」に使う手段のことを言います。FAX・メール・ホームページ・電話・モバイルのアプリ・QRコードなどが一般的です。チラシを見たお客様が申込みをすぐに出来るように目立たせるデザインにすることが大切です。利用しやすいデバイス手段は人により様々なので複数を用意することによって反響率も上がります。魅力的なサービスがあっても反響に繋がらなければ勿体無いです。
FAX
メール
ホームページ
電話
モバイルアプリ
QRコード
反響は配布エリアで大きく左右される
反響は配布エリアによっても左右されてしまいます。ターゲットを決めたので、『希望のターゲットが多い地域に撒けばいいんじゃないの?』と思うかもしれません。しかしターゲットを追うあまり、地元のお客さんを逃していませんか?灯台下暗しとはまさにこの事ですね。半径1㎞は自分のテリトリーとして、まず必要なお店を探しますので『メインターゲット以外も来店して頂ける』可能性が高いので必ず広告は出しておきましょう。
GISを使って反響アップ!
GISとは(Geographic Information System)の略で地図のポリゴンデータ上に、国税調査や各種機関、店舗の情報等を落とし込み情報を可視化したものです。対象者の増減や、人口推移の分析、性別や年齢、年収ごとの世帯数等を把握しやすく、新規プロジェクトの第一歩として活用されております。GISシステムを使うことで、年齢、性別、年収の情報をもとにターゲットを絞り込み、出店戦略や広告戦略を組むことが可能です。GISを使いまずは必要な情報を把握管理しやすく致しますしょう。
顧客に合わせたデザインで更に反響アップ!
チラシのデザインは反響は大きく左右する大事な部分です。メインターゲットを意識して色やイメージを作れていますか?自分善がりのチラシになっていては、つかめる顧客も逃してしまいます。チラシのデザインは手に取る方の事を考えて作成しましょう。文章構成で文字がびっしり詰まったチラシや、多彩なデザインのチラシは、ぱっと見で読む気が失せてしまいます。一番大事なのは文章や商品の概要を読んでもらう事です。『チラシを見る→ホームページを見る→問い合せ』の第一歩を作ってあげる事を意識して作成してみましょう。